流祖・金森宗和は　飛騨高山城主の嫡男として生まれながら勘当されて京都に上り、後水尾天皇らの公家サロンに交わり、その茶風は宮中の茶道に大きく影響を与えました。
　その茶風は千道安の流れとも、織部の影響も受けたとも言われています。

　雅な道具を好んだことから「姫宗和」とも呼ばれ、野々村仁清を指導して好みの茶陶を焼かせました。数々の道具を好み　宮中の有職故実にかなう茶の湯を展開してきた宗和ですが、その後の歴代の不遇もあって現在ではあまり世に知られておりません。

　茶道宗和流を特別会員の皆様と一緒に広く金森宗和の功績を広め、流派を問わずその茶道を伝えていくために、ぜひ特別会員にご入会いただけますようお力添えをよろしくお願い申し上げます。

茶道宗和流十八代　寒鴉齋宇田川宗光